特選明和電機41998.8.14発売/A5size 36P/400円


明和、ヲノさん、G-MAN、クワクボさん…オールスター勢揃いのドライブド・ライブ!
バブル崩壊からデフレスパイラルに突入。ソニーは明和電機をリストラ?

(社長=土佐正道:兄  副社長=土佐信道:弟)

 展覧会、CD発売、本発売、ビデオ発売、魚コードも好評…飛ぶ鳥を落とす勢いの明和電機。
 明和電機と共に活動していたグラインダーマンはテレビ東京「たけしの誰でもピカソ」でグランドチャンピオンになり、クワクボさんは明和電機と共に「ビットマン」を開発…と、同人誌描きとしてはネタ満載で嬉しい悲鳴でした。

■明和史上最高にストイックでクールなライブ「ドライブド・ライブ」
 ドライブド・ライブはその名の通り、普段の製品説明などのMCは殆どない「ノンストップ」ライブ。付いてこれない奴は置いてくぜ!と言わんばかりのスピード感溢れるマニアックなライブでした。
 副社長はシルエットで妊婦になってみたりと好み丸出しwww。
 そして何と言っても明和とクワクボさん共同開発の大型ビットマン。8×8マスで描かれたキャラクター、ビットマンが電光掲示板に表示され、曲に合わせて踊ったりクルクル回ったり…インベーダーゲームのようなとてもシンプルな動きなのに、愛嬌があり、どこかノスタルジック。一度見たら忘れられない可愛らしさに一目で虜になりました。
 私が一番好きな明和電機ツアーです。このとき買った黒のビットマンTシャツは今でも大切にしています。

 明和はどんどん突っ走っていたのですが、日本はそうでもなかった…。
 1990前半にバブル崩壊、その後デフレが続き、1998年に「デフレスパイラル」と言われる経済大停滞状態に突入。就職はない、仕事はない、あっても安いと八方塞がり状態。そんな折、ソニーはアート部門の縮小を決定。明和電機はソニーとの契約を打ち切られることになったのです…。

<本誌掲載イベント&TV ON AIR>
1998:?月 テレビ東京 たけしの誰でもピカソ グラインダーマン登場
1998:01月 筑波 akuaku グラインダーマンライブ
1998:03月 銀座SOMIDOホール ドライブドライブ壮行会
1998:04月 青山ブックセンター 明和電機会社説明会
1998:05月 名古屋&横浜 裏ドライブド・ライブ(CDショップインストアイベント)
1998:06月 渋谷&大阪クラブクワトロ ドライブド・ライブ
1998:07月 明和電機協同組合 運営終了

※今、改めてこのスケジュールと当時の販売方法を思いおこしてみると、青山ブックセンターと名古屋&横浜の裏ドライブドライブは、新旧問わず明和の商品を一定額以上買えば整理券がもらえる、と言うタイプのものでした。
 今までの明和は「新製品が出たらイベントをする」というスタンスで、「とにかくただ売る為のイベント」と言うのは青山B、名古屋、横浜が初めてだったような気がします。(実は大阪と福岡でもやっていた)
 もしかすると、ソニーの契約解除に伴い、売上を上げるために全国を駆け巡っていたのかな…。なんて想像してしまいました。

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